ホラー短編集
「えっ?」

小春の肩がピクンと揺れた。


気のせいかな?と
その時はあまり気にも止めずに、携帯をいじり続けた。


しかし、


「コンコン!」

さっきの音よりも少し鋭めの音がした。


お父さんかな?
夜中に冷蔵庫あさりにきたの…?

呆れたように頭をかく小春。


しかし、…

お父さんならいつもノックせずに、入ってくるはずだし…お母さんや弟かな。でも、こんな時間帯に私の部屋のドアをノックするなんて有り得ない。
となると…?

小春の背中にスーッと冷たいものが走ったような気がした。

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