【連作】六天ニ散リユク花―交わりの章―
問われた方の松雪はといえば、さて、と首をひねるばかりで、

「玉林様、ですか。霞丸様と御一緒におられたのでは……?」

と、怪訝そうにしている。

それ以上の情報は持っていないらしい。
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