WISH
「マジ何?今の…」

「てかさぁ、地味子しか勉強してねぇし、てかアイツもやんちゃそうだよね〜」

「意外と硬派?」

「あの格好で硬派だとか…マジウケんですけど」

「まぁいいんじゃね?俺は好きだな〜あんな子」

「マジ?雅、本気?」

「俺、いつでも本気あっ…席隣だぁ」

「………?」

「気付いた?(笑)」

「(シカト)」

「あっ…シカトしたぁ!」
「………」

ガタン

「?!」

「マジわかんねぇから教えて?」

「はぁ?」

「マジ、わかんねぇから」

「…ココは…Xを……」

「分かりやすい…!」

「じゃあこれは?」

「ココは…Yと…」

「へぇ…意外と勉強出来るんだね」

ドキッ
「まぁ一応…努力してるから」

「そうかぁ…俺数学はダメだけど…社会とかなら大丈夫だから」

「私も(笑)私も、数学出来なくて…いつも泣きながら勉強してるんだ…///」

「努力家だね!」

「あ、ありがとう」
彼の笑顔は私の大きな不安を取り除いてくれた…
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