恋口の切りかた

十、業火

(*古代、アルキメデスは鏡とレンズで集めた太陽光によって、ローマ軍の船を焼いたと言われている。

しかし真偽のほどは定かでなく、日本のテレビ番組や海外の某有名大学によって行われた検証実験では、複数の人間が一斉に手にした鏡を動かした場合では特定の一点に集光することができず、また動く標的への集光も困難であるとの結果が出ており、古代兵器として実戦で利用可能な類のものであったかは謎である。

なお、鏡による反射やレンズによる屈折によって太陽光を集め高温の熱として利用するこの方法は二十一世紀の現代では「太陽炉」と呼ばれ、発電や調理など様々な用途に使用されている……

参考:Wikipedia他)
< 1,220 / 2,446 >

この作品をシェア

pagetop