恋口の切りかた
この後待ちかまえている真っ黒な陰謀と、
彼が辿る信じがたい運命とを知る術もなく、


この時の私は幸せで温かい彼の腕に身を預けて、


やっぱり円士郎は、眩しい光みたいだ、と思った。

いつも、いつも──

心強くて、安心して、

どんどん格好良くなって、


一緒にいると、もっともっと好きになる。
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