恋口の切りかた


円士郎には怖くて聞けなかったし、誰にも相談できなかった。


そのうち、夜なんか来なければいいのに……と思うようになって、

そして、ついに──



思い詰めた私はある晩、

こっそり円士郎の後をつけてみることにしたのだ。


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