恋口の切りかた
きりり、と何かが軋むような音がして──



鎧の手が



勢いよく飛び出した。




──なにィ!?

目を疑う俺の前で、



鬼之助の腕は

手首から先が外れ、
空を切って飛び、


俺の顔面を直撃する。
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