後悔【短】
加奈とホテルの一室に入った。

俺は加奈の腕を引きベッドに押し倒した。

「もぅ~。雅人くんたら~乱暴にしないで」

「……」

正直どうでもいい。

いきなり胸を掴み、首筋に顔をうずめた。

……ッ。

その途端、体の熱がスーッと冷めやる気が失せた。

「やっぱ止めた。
やる気失せた。俺帰るわ。」

俺は、加奈の悪態も聞かず財布から5千円をだしナイトテーブルに置いた。

「じゃあな…」

そう言ってホテルからでた。
< 10 / 28 >

この作品をシェア

pagetop