後悔【短】
あっという間に放課後になり、俺は裏庭で唯花を待っていた。

緊張はピークに達していた。



少しして小走りで唯花がやってきた。

「ごめんね。ちょっと遅くなっちゃった…」

「いや、平気。そんなに待ってないから」


「うん。
なんかここ懐かしいね…。」

「ああ…」

付き合っている時に、この裏庭で昼飯を唯花と食っていた。

朝早く起きて唯花は、ほぼ毎日俺に弁当を作ってくれていた。

あの時は当たり前に思っていたけど…


今になって、凄く幸せな時間だったことに気付いた。


思いだすととても恋しい…記憶。
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