後悔【短】
はっきりフラれた。

「ああ。なんとなく唯花の気持ちはわかってたよ。ありがとうな… わざわざここまで来てくれて…」

「そんなことはいいの。私ね雅人と付き合って辛いことばかりじゃなかったよ。
一緒にお弁当を食べたこととかとても楽しかった。
今まで付き合ってくれてありがとう。」

「……ッ。こっちこそありがとう。」

俺が答えると唯花は小さく微笑んだ。

綺麗な微笑みだった。それだけで俺の心は少しだけ満たされた…
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