後悔【短】
そんなことを話してたら、俺の元カノの唯花が教室に入ってきた。

「おはよー」っていいながら友達と笑顔で挨拶している。

胸まである栗色のサラサラした髪。クルっとした大きい目。

いまだにその姿を見ただけで胸が苦しい。

前はその笑顔を俺に見せてくれていた。

今はもうこうやって遠くから見るしか出来なくなっていた。

別れてから俺達は、最低限の会話しかしていない。

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