Princess・Lover
教室に着く。

暁羅は高2で、時雨は高3なのでここで別れる。伊織は、私の席のとなり。
ま、お付きだししょうがないか……。
言い忘れてたけど、私の家は橘財閥という超大金持ちの家。
その跡取り娘が私、橘蜜16歳。

はぁ……
溜息が出る。
今日はなんだか体が重いなぁ………。
そんなことを考えていると、人にぶつかった。
伊織がハッとしたように言う。
「お嬢様!?大丈夫ですか!?お怪我はありませんか!?」
「あ、うん別に平気」
そうは言ったけど、頭がくらくらしてきた……
ヤバいかも……
てか、気持ち悪い……。
世界がゆがみ、私はその場に倒れた。
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