好きな人は暴走族
「お兄ちゃん!」

あたしはお兄ちゃんに声をかけた。

「おう」

「総長おはようございます」

龍騎はお兄ちゃんにそう言って一礼した。

「おう、龍騎。お前副総長なんだからため口で良いって」

そう言ってお兄ちゃんは龍騎を軽く睨んだ……。

「……わかった」

龍騎はちょっとためらいながらもため口で返した。

「お兄ちゃん!そんなことで睨まないの!」

「……ごめん」

「龍騎もどんどんため口で話して(≧∇≦)」

「お・おう」

プルルルルルル……

誰かの携帯がなった。

「……あたしだ」

名前を見るとマネージャーからだった。

「マネージャーだ!どうしたんだろう」

「とりあえず出てみたら。
車に乗って」

「うん。
龍騎乗ろう」

「あぁ」
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