続:狼彼氏と子羊彼女
『ふっ…。まっまってか…おる』
息が続かなくなり口を少しあけるとそれを狙ってたかのように舌がわって入ってくる。
『ふっあ…ん、かっかお…ん!!!!!!!!』
肌にひんやりとした感覚を感じた。
『いっいや…』
初めて…恐怖を感じた…。暖かい涙が頬をつたった。
「桃花…」
馨はゆっくりと私の頬を撫でるが体が拒絶をおこした。
ビクッ―――…!!
「俺が…怖い?」
馨を傷つけてしまった。
馨はゆっくりと起き上がり…私と距離をとった。
『……かお…る?』
「ごめん桃花。俺最低だな…。でもそれだけお前がスキになったらしょうがねーだろ!?」
馨は悔しそうに手を強く握った。
『馨…大丈夫だよ。確かに怖いし初めてのことでいっぱいいっぱいだけど…。馨だから…?』
「桃花…」