続:狼彼氏と子羊彼女

☆全員集合☆




私はふてくされて窓の外を眺める。


どうしてこうなるの…?




――――…数時間前




「桃花…ちょっとこい」


『なっなに馨』


馨に近づいたとたん体を持ち上げられた。


『えっ…?』


「確保!桜、桃花の荷物あずかっといて」


「わかったぁ。いってらっしゃい!」


『さーくーら』





私の必死の抵抗もむなしく馨に引き連れられていった


どこいくのよぉぉ!


さぁここは電車の中。

私はどこにいくかもわからずただふてくされるしかできない。


「桃花おこんなよ!」

『……』


怒ってないもん…
そういいたいのに言葉がでない。


「ももかぁ〜!」


『……なに?』


私は窓の外から馨に目を移す。





ーーーーーーチュッーーーーー






< 6 / 25 >

この作品をシェア

pagetop