続:狼彼氏と子羊彼女



『んぅ!?!?』


長く深いkissに酸素が切れ始める。

私はそれを馨を叩いて知らせる。

一瞬だけ口が離れ酸素をゆっくり吸うと

また狼のように口づけを求め合う。


『かっ……かおるぅ…』

『アイツに笑いかけんなよ』




へっ?

もしかしなくても…焼きもち!?

だって実のお兄さんに焼きもちって…


『可愛いなぁ…』



あっ…(苦笑)



『もーもーかー…』


『あはは…あは…あ』



なんとか笑ってごまかそうとするが無駄だった。


馨の目には不のオーラが…


『さっきのkissよりは…長いって覚悟できてるんだよなぁ?』


ヒィィィィィ!!



どんどんと馨の顔が近づいてくる。


『あっあの…愛梨さん帰ってくるから…ね?』



そういっても全然離れない馨…。


私の口と馨の口が近づくまであと5cmぐらいになったところで…。





< 9 / 25 >

この作品をシェア

pagetop