続:狼彼氏と子羊彼女
『んぅ!?!?』
長く深いkissに酸素が切れ始める。
私はそれを馨を叩いて知らせる。
一瞬だけ口が離れ酸素をゆっくり吸うと
また狼のように口づけを求め合う。
『かっ……かおるぅ…』
『アイツに笑いかけんなよ』
へっ?
もしかしなくても…焼きもち!?
だって実のお兄さんに焼きもちって…
『可愛いなぁ…』
あっ…(苦笑)
『もーもーかー…』
『あはは…あは…あ』
なんとか笑ってごまかそうとするが無駄だった。
馨の目には不のオーラが…
『さっきのkissよりは…長いって覚悟できてるんだよなぁ?』
ヒィィィィィ!!
どんどんと馨の顔が近づいてくる。
『あっあの…愛梨さん帰ってくるから…ね?』
そういっても全然離れない馨…。
私の口と馨の口が近づくまであと5cmぐらいになったところで…。