君があたしにくれたもの
ブワッと、強い風が体に当たった。
びっくりしてあたしは我にかえった。
頬を冷たい雫がたくさん流れていた。

あたし、泣いてたんや…


拭っても拭っても、涙は溢れてきた。
まるで、今のあたしの気持ちみたい。




頭が少し前よりフラフラする。
ちょっと真面目にヤバいかも。

そんなことを思った時だった。

目の前が真っ白になって、体に力が入らなくなった。

グラッ


階段から落ちてしまう。
はっきりしない頭のどこかでそう思った。







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