【短】涙が出るほど好きだった




「どうしたの?」




―え?





「…なん、で」





幻かと思うほど。


光があたしたちをてらす。





奏…くん?








「”好き”なんじゃねーの?」







「…こないでよぉ…。」











「俺は好きだよ。」







”香織のこと”


でしょ?











「柚姫のこと。」


















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