【短】涙が出るほど好きだった





「例え、玉砕してしまってもいいじゃないですか!気持ちを伝えられた奏くんはとっても強い人だと思います。次の恋…探しましょうよ!」






「…ありがと。」





そういうとあたしの目の前で初めて本当の笑顔を見せてくれた。





「だから…それ、あたしとしませんか!?」




「…え?」






「ずっと奏くんのことが好きでした。だから次の恋、賭けだと思ってあたしとしてみませんか!?絶対幸せな毎日にします!」





「……え?」



「ダメ…?」





こうなったらもう”YES”といってもらうしかない。


そう思って優しい奏くんには悪いけど



必殺!泣き目!




「…付き合って…くれますか??」



「……えっと、はい…。」











強引に始まった恋だけど

絶対幸せになれるって信じてた。




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