人形姫~Where is Princess's mind?~
当たり前だけど、詩音から返事は無くて、周りも`やめなよ´と囁いていた。


だけど、


諦めたくなくて、



私は詩音の顎に指を絡めて、上を向かせた。


今思い出すと、どんだけ強引なんだろうって思うけどね…。


“聞いてんの?”


詩音は相変わらず無表情。


だけど、うっすらと涙目で、私を睨んでいた。


“Don't touth me.I won't join any clubactivity.”


詩音は完璧な英語で返事をすると、私の手を払って自分のノートに視線を戻した。



ってか、この子めちゃくちゃ可愛い。


私は何がなんでも、詩音と話してみたくなった。



それから、詩音が`姫´なら、私は`王子´って呼ばれるようになったのも、この日からだった(笑)
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