人形姫~Where is Princess's mind?~
その日の放課後、詩音の後をつけてみた。
世に言う`ストーカー´ってやつ。
行き着いたのは1件のマンションで、詩音は中に入った。
暫くして、帰ろうとすると、詩音の入って行った部屋から、真っ赤なサーフボードを持った詩音が出てきた。
だけど、学校にいる時のように無表情ではなく、瞳は凛としている。
そんな表情も出きるんだ…。
再び尾行をすると、すぐ前の海に来た。
海にいる詩音は、まるで別人。
詩音のサーフィンをする姿は、
`キレイ´
って言葉しか思いつかなかった。
小さい子達が、そんな詩音に手を振っている。
“詩音ちゃーん”
無邪気な子どもが可哀想に見えた。
だって、あの`人形姫´だよ?
手なんか振り返すわけがない。
そう思ってた…
世に言う`ストーカー´ってやつ。
行き着いたのは1件のマンションで、詩音は中に入った。
暫くして、帰ろうとすると、詩音の入って行った部屋から、真っ赤なサーフボードを持った詩音が出てきた。
だけど、学校にいる時のように無表情ではなく、瞳は凛としている。
そんな表情も出きるんだ…。
再び尾行をすると、すぐ前の海に来た。
海にいる詩音は、まるで別人。
詩音のサーフィンをする姿は、
`キレイ´
って言葉しか思いつかなかった。
小さい子達が、そんな詩音に手を振っている。
“詩音ちゃーん”
無邪気な子どもが可哀想に見えた。
だって、あの`人形姫´だよ?
手なんか振り返すわけがない。
そう思ってた…