突然のデート
「大丈夫?って本当は言いたいところなんだけど、暴言をはこうとするのは相手を逆上させるだけだよ?」


セツナの言葉を聞いて驚いた。


「どうしてわかったの!?」


確かに反論しようとはしたけど、まだ一言も口にだしていない…


「何となく…かな?茜が絡まれてるの見つけて急いできたら茜は機嫌悪そうだし」


セツナはイタズラっぽく笑って


「茜結構強いよね」


「友達にもよく言われる。突然人が変わるって」


「そこも魅力的だよ」


そう言いながらジュースを渡してくれた。


「ありがとう。やられっぱなしじゃムカつくからねぇ~」


「そういうところお義父さんに似てるきがするよ。将来大物になるよ」


「ホントに♪だったらいいな。ジュース美味しい」


ナンパされたことはなかったかのように私たちは楽しく話していた。


「さて、そろそろ帰ろうか」


セツナの言葉に頷いて私たちは手を繋いで仲良く帰った。


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