恋はイヌほどに口をキク

「オレは、
 ミウが付けてくれたナイって名前、
 気に入ってるよ」


ナイはまだレイジの顔だったが、
声はちょっと違う声になってた


ワタシはそのままナイの胸に抱かれてる


心臓っぽい音もするし、あったかい


――いっそ、もっと機械ぽかったら
  よかったのに……


ワタシはいつの間にか泣いてた
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