恋はイヌほどに口をキク

「オレには、自分ってものがナイし、
 ぴったりだって……」


――ワタシだって何もナイのがよくわかったよ


ナイの声が胸に響いて心地よかった


しばらくすると、ワタシは落ち着いてきて、
ちょっとイジワルな気持ちになってた
< 51 / 52 >

この作品をシェア

pagetop