恋はイヌほどに口をキク

「ねぇ、ミウ……」


声はそのままだが、
まだ本人の声も聞いたことがないので
しょうがない


しかし、顔は……


――やっぱカッコイイなぁ


ワタシは少し嬉しくなってきた


「ねぇ、ミウってば!」


「ウルサイなぁ。
 その声は雰囲気を壊すンだよ!」
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