in dream〜短編〜
『っちょっ!離して下さい!!!』
「いや!離さない。」
『やめて下さい!』
「君…コンサート、来てくれてた…よね…?」
『ッ…。そうですけど…。』
「俺のこと、応援してくれてたよね…?」
ぇ…?
なんで…?
「どうして…雑誌。捨てたの?」
『…ッ…グスン…。好きだったんですッ!』
そう。
好き“だった”…。
今は、もう…。
「じゃあ、どうして!?」
『もう…好きじゃあ、ない…ですッ………。』