カゴの鳥
1.別れ
―昼寝から覚めると家の中は異様に静かだった。
「…?」
あたしは不思議に思い、皆がいつもいる談話室へ向かった。
談話室に近づくにつれ生臭い臭いが漂ってきた。
「なんだろう?この臭い…」
そう思っていると談話室に到着した。
談話室の扉を開けると視界に入ってきたのは真っ赤に染まった壁と床に血まみれで横たわる
……とうさまとかあさまだった………
「とうさま、かあさま!!!」
あたしは駆けよって二人の体を揺すったが全く反応がない。
手は血で真っ赤に染まっていた……
「……なんで」
そう声をもらしたとき
「奈都。何処にいたんだい?」
部屋の隅からそんな声が聞こえた。
「…あ」
そこにいたのは叔父さんだった。
知った顔を見てほっとしたのは一瞬の事だった。
叔父さんのすぐ隣には見たこともない生き物がいた。
よく見ると化け物は双子の兄である利都を食べていた……
「利都!!!」
「叔父さんどういうことなの!!!これは叔父さんがやったの!」
あたしが叫ぶと至極楽しそうに
「…?」
あたしは不思議に思い、皆がいつもいる談話室へ向かった。
談話室に近づくにつれ生臭い臭いが漂ってきた。
「なんだろう?この臭い…」
そう思っていると談話室に到着した。
談話室の扉を開けると視界に入ってきたのは真っ赤に染まった壁と床に血まみれで横たわる
……とうさまとかあさまだった………
「とうさま、かあさま!!!」
あたしは駆けよって二人の体を揺すったが全く反応がない。
手は血で真っ赤に染まっていた……
「……なんで」
そう声をもらしたとき
「奈都。何処にいたんだい?」
部屋の隅からそんな声が聞こえた。
「…あ」
そこにいたのは叔父さんだった。
知った顔を見てほっとしたのは一瞬の事だった。
叔父さんのすぐ隣には見たこともない生き物がいた。
よく見ると化け物は双子の兄である利都を食べていた……
「利都!!!」
「叔父さんどういうことなの!!!これは叔父さんがやったの!」
あたしが叫ぶと至極楽しそうに
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