カゴの鳥
「あれまぁ、また大変な魔法使ったねぇ」
先輩は驚いているようだ。
「それが一番双方に被害が少ないかと思いまして…」
「…まぁ、確かに真木くんはちょっとやそっとじゃあギブアップしてくれないだろうしね」
僕と先輩が話していると
「ちっ、魔法科トップは伊達じゃないか」
篠原先輩は悔しそうに言った。
「利都ちゃん強いからねぇ~」
「だが、そんな高度な魔法使ったんだ、もうへろへろだろ!」
そう言って篠原先輩は僕の方に向かって来た。
ーーやっぱり、僕の方に来たか!
僕は篠原先輩を迎え撃つ為に詠唱をしようとしたとき――
キンッ!!
僕の前に突然先輩が飛び出してきて篠原先輩の剣を鎌で受け止めた。
「あっぶなぁ~、お前の相手はオレでしょ?」
「ちっ」
「伊織、すみません」
「いいって、それより利都ちゃんまだいけそう?」
先輩は僕を心配してくれているようだ。
ペアを組んでから僕は先輩にお世話になりっぱなしだった。
だから、せめて足手まといにはなりたくない!
「大丈夫です、僕は援護に入ります」
「そっか、よろしくね♪」
先輩は驚いているようだ。
「それが一番双方に被害が少ないかと思いまして…」
「…まぁ、確かに真木くんはちょっとやそっとじゃあギブアップしてくれないだろうしね」
僕と先輩が話していると
「ちっ、魔法科トップは伊達じゃないか」
篠原先輩は悔しそうに言った。
「利都ちゃん強いからねぇ~」
「だが、そんな高度な魔法使ったんだ、もうへろへろだろ!」
そう言って篠原先輩は僕の方に向かって来た。
ーーやっぱり、僕の方に来たか!
僕は篠原先輩を迎え撃つ為に詠唱をしようとしたとき――
キンッ!!
僕の前に突然先輩が飛び出してきて篠原先輩の剣を鎌で受け止めた。
「あっぶなぁ~、お前の相手はオレでしょ?」
「ちっ」
「伊織、すみません」
「いいって、それより利都ちゃんまだいけそう?」
先輩は僕を心配してくれているようだ。
ペアを組んでから僕は先輩にお世話になりっぱなしだった。
だから、せめて足手まといにはなりたくない!
「大丈夫です、僕は援護に入ります」
「そっか、よろしくね♪」