カゴの鳥
利都と同じクラスで伊織ともよく会う志水たちは現場をたびたび目撃しているのだ。
……どういうことだ?
「ちょっとーゼン、変なこと言わないでよ」
疑問に思っていたら先輩が抗議しだした。
「何故?事実じゃあないですか」
「そりゃあ、野郎に好きこのんで触るわけないだろー」
先輩は心外だと言わんばかりの顔つきをしている。
「北条くんも男ですよ?」
「利都ちゃんは相棒だからいいの!それにカワイイし♪」
「はぁ……後者の方が本音っぽいですね」
神代は呆れている。
「良いじゃん、利都ちゃんはカワイイんだから。志水くんもそう思うよね」
突然話を振られた志水は驚いていたが、一瞬間をおいてから応えた。
「そうですね、確かに北条はかわいらしいですね。見た目も性格も」
「でしょ~♪」
志水の答えに伊織は満足そうだ。
「……男が可愛いとか嬉しくないよ」
僕はなんだか変な方向に話が行きそうなのでとりあえず否定してみた。
「まぁ、確かにかわいらしいと言うのはそうですね。ボクはまたそっちに伊織が目覚めたのかと思ったのですが」
そっち?
そっちってなんだろう?
……どういうことだ?
「ちょっとーゼン、変なこと言わないでよ」
疑問に思っていたら先輩が抗議しだした。
「何故?事実じゃあないですか」
「そりゃあ、野郎に好きこのんで触るわけないだろー」
先輩は心外だと言わんばかりの顔つきをしている。
「北条くんも男ですよ?」
「利都ちゃんは相棒だからいいの!それにカワイイし♪」
「はぁ……後者の方が本音っぽいですね」
神代は呆れている。
「良いじゃん、利都ちゃんはカワイイんだから。志水くんもそう思うよね」
突然話を振られた志水は驚いていたが、一瞬間をおいてから応えた。
「そうですね、確かに北条はかわいらしいですね。見た目も性格も」
「でしょ~♪」
志水の答えに伊織は満足そうだ。
「……男が可愛いとか嬉しくないよ」
僕はなんだか変な方向に話が行きそうなのでとりあえず否定してみた。
「まぁ、確かにかわいらしいと言うのはそうですね。ボクはまたそっちに伊織が目覚めたのかと思ったのですが」
そっち?
そっちってなんだろう?