大好き、ばいばい【実話】

高1、2くらいであろう。


私はその人が気になっていた。


どこのバス停で降りるのかな?

とか

どこの学校なのかな?


とか、


色々と聞きたい事ばっかりで


本当は3つ目のバス停で降りるはずが、

終点まで乗ってしまった...。



彼も終点までで、

その間ずっと外を眺めていた。


バスを降りた後、


彼を目で追っている自分に気付いて慌てて歩きだす。

あっ、そういえば終点まで乗っちゃったんだった!

どうしよう...


あ、でもここからだと歩いて学校まで行けるよね!


点滅し始めていた信号に気付いて走って横断歩道を渡る。



それにしてもなんでさっきあの人を見て心が温まったんだろう?





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