大好き、ばいばい【実話】
「へぇー。それって一目ぼれじゃないのー??」
目を丸くして私の机に手を付く美亜。
私の親友であって、
いつも隣にいてくれる大切な人。
「でも、恋愛とか経験ないし...。」
自分の指を机の下で絡めながら言う。
「じゃあ初めてってことで!人を好きになるお年頃でしょー?」
そう言いながら笑う美亜は小動物の様にかわいい。
いつも美亜はかわいくていいなー、なんて思う。
「でも恋だと決まったわけじゃないよー!」
必死に否定する私を見て笑う。
「愛は初恋を中2になって経験したんだねーぇ。」
「だからー、恋じゃないって!」
「んー、でもその人の事を考えると嬉しいような苦しいような気持ちになるんでしょー?
あと、その人といた時心が温かくなったんでしょー?」
からかう様に言う美亜をちょっと目を細めて言う。