キラめく堕天使
「大丈夫。
思い出せないから。
でも何でなんだろう。
オレの意識の方がこの体の主の意識に食われてるのかな」
「そんなことは、ないと思うよ。
記憶がないのは、あなたがそれを持っていることを拒んだから。
自分のこと嫌いだった?」
オレは大きく頷いた。
「大嫌いだった」
そう言うだけでも嫌悪感を感じた。
そして、ふっと思った。
「そういえば、この下の彼を助けるためには、人間の魂を一つ、手に入れればよかったんじゃないの?
何でオレの魂を持っていかなかったの?」
ルナは細く白い指先で、自分の唇に触れた。
爪のある指先が、血の色を写して綺麗なピンクに染まっている。
「もしかして、思いつかなかっただけ、とか?」
ルナは首を横に振った。
「そうじゃない。
すぐに思いついた。
だけど、魂譲渡の契約を結ぶためには、相手の願いを一つ叶えなければいけないんだ。
あなたは、綺麗な身体に生まれ変わることを望んだから」
思い出せないから。
でも何でなんだろう。
オレの意識の方がこの体の主の意識に食われてるのかな」
「そんなことは、ないと思うよ。
記憶がないのは、あなたがそれを持っていることを拒んだから。
自分のこと嫌いだった?」
オレは大きく頷いた。
「大嫌いだった」
そう言うだけでも嫌悪感を感じた。
そして、ふっと思った。
「そういえば、この下の彼を助けるためには、人間の魂を一つ、手に入れればよかったんじゃないの?
何でオレの魂を持っていかなかったの?」
ルナは細く白い指先で、自分の唇に触れた。
爪のある指先が、血の色を写して綺麗なピンクに染まっている。
「もしかして、思いつかなかっただけ、とか?」
ルナは首を横に振った。
「そうじゃない。
すぐに思いついた。
だけど、魂譲渡の契約を結ぶためには、相手の願いを一つ叶えなければいけないんだ。
あなたは、綺麗な身体に生まれ変わることを望んだから」