続★THE イケメン4兄弟-幸せな同居生活-【完】
店の中は暗いが、キラキラした灯りが何ともいえないくらい綺麗だった
「ちょっとここに座ってて~っ!!」
私は誰も居ないテーブルに案内された
この席からは、玲徒の姿は見えない
「やっぱ出ようかな・・」
一人にされた瞬間、一気に不安が押し寄せてきた
私は居てもたっても居られず、立ち上がった
その瞬間、
「おいっ!!なんだてめぇは?!」
「やめろ!!おい!!誰か押さえろーー!!」
入り口の方で、ガシャンガシャンと物が割れる音や倒れる音が響いた
「何??何??」
周りのお客は皆立って見ている
その音は止むことなく、終いには、人を殴る鈍い音まで聞こえてきた
興味津々だった女のお客さん達の声は悲鳴に変わった
私は入り口まで近付いた
その時、、
「―――柚姫??」
誰かが私を呼んだ