続★THE イケメン4兄弟-幸せな同居生活-【完】
そう思った私は、とっさに來人を抱きしめていた。
「ゆ、柚姫??」
來人は少しビックリしている。
それはそうだ。
普段、私からはあまり抱きしめたりしない。
抱きしめるだけじゃなくて、
「愛の言葉」を囁いたり、
「私を信じて」とか、
いつも言うのは來人の方からだ。
それって、來人を余計に心配させたり、不安にさせたりするんじゃないだろうか・・
そう思ったから、私は來人を抱きしめたんだ。
「來人、心配しなくていいよ??私はどこも行かないし、私には來人だけなの・・。來人じゃなきゃ嫌なの・・。
だからそんな顔しないで??私まで悲しくなっちゃう。
來人・・・大好きだから・・・」
数十秒くらいして、來人が私の肩に手を置き、ゆっくり私から自分の身体を離した。
目の前には來人の顔
「柚姫・・・」
「來人・・・きゃっ!!」
ドサっ!!