続★THE イケメン4兄弟-幸せな同居生活-【完】
李斗さんと志十が、佐々木姉妹の目の前に着き、MCの声が響いた。
「それでは、試食していただきましょう!!!!どうぞ!!!」
今、私の目の前には・・佐々木姉妹のお父さんとお母さんらしき人・・・
佐々木母は、持っていた扇子を広げ・・それを口元まで持っていきいかにも嫌そうな目で私の料理を見た。
「これは何ですの・・真中さん」
「へ??・・・味噌汁ですけど??」
「味噌汁・・庶民の食べ物ね・・」
カチンッ。
性格、似過ぎ・・・・さすが佐々木姉妹の親。
「百合子、食べてみなさい。」
佐々木父が母に言う。
「あら、あなた・・私が毒味ですか??・・」
「わしは料理についてはさっぱりだからのぉ・・」
「あの、早く食べていただけないでしょうか??毒、入ってませんから・・」
私はつい口を挟んだ。
佐々木母は観念したのか、私の味噌汁を口に運んだ
ドキドキ ドキドキ
「・・・・普通ね・・・・」
普通・・・??
「良かったぁ・・・」
普通でいいんだよ普通で・・・
私は安心の溜め息をついた・・・
李斗さん達はどんな反応なんだろう・・・私は、視線を、佐々木姉妹側に移した