金持ちなんて、お断りッ!!
静かに振り向くと、背の高い男の人がたっていた。





「迷子です」なんて言えない―――ッ




こうゆう時はどうすればいいの!?









「――あぁ、迷子か」







ズキッ









一気に顔が熱くなる。






「うん。図星だね。俺についてきなよ」





そして彼は来た方向に振り向く。




「あのっ・・・!!名前は?」




「俺は・・・高矢 椿。あんたは?」





「あたしは・・・相原 愛華・・・です」




下を向きながら自己紹介をする。




「お前さぁ、人に話すときはちゃんと目ぇみて話せ!!」




あごを軽くつかまれる。



そして自分の目にあたしの顔に位置をあわせた。
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