金持ちなんて、お断りッ!!
「・・・ハイ」










それからはお互い黙ったままだった。



ただあたしは、椿サンの後姿を見つめていた。














「――よし、ついた。じゃぁ受験がんばろーな」







椿サンの笑顔は、とても優しそうだった。





「――――ハイッ!!」














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