甘食系男子
「だいたいなんでお前なんかに…っ
お前のどこがいいんだっ!!
ダサいし!!!
金はねーし!!
佐藤なんて名前、平凡中の平凡だし!!」
「全国の佐藤さんに謝れ」
「お前が俺に謝れ!」
「なんで」
「~~~~っっ!!」
「ハジメー!」
和紀が再び口を開こうとした時、教室に入ってきた男子生徒がそれを遮った。
「あ、千紘」
「待て千紘!一は俺が今説教を…」
「はい!一の分」
高校生には見えない少年がドサッと一の机に置いたのは沢山の菓子パン。
「シカトか?千紘までんなことすんのか?え?」
やっぱり隣で和紀が喚いているけど気にしないで2人は話し続ける。
「ありがと」
「うん!じゃあオレはるちゃんが待ってるから行くね」
「おー」