紅色の永遠
―これは、悲しい恋の話。
昔、まだ階級がというものが残っていた頃。
下級貴族の男と、上級貴族の女が恋に落ちました。
しかし階級の差は、二人の前に立ちはだかる大きな壁でした。
その頃、国の在り方に反抗している人々が反乱を起こそうとしていました。
青年は、この反乱を止めるために、自ら進んで戦地に赴きました。
女は反対したのですが、青年は愛する女性のためにも手柄が必要だと言って聞かないので、仕方なしに青年を見送りました。