あたしの彼氏は先生


夜景かぁ。
まさか先生からそんな提案がでるとは思ってもみなかった。

(何年ぶりだろうな…)


「着いたぞ」


そう言われ車から降り辺りをみると…


「わぁ〜っ!!!…綺麗…」

ビルや家の光がキラキラ無数に光っている。

辺りを見回すと周りには私達だけだった。


「先生…?ここ人少ないね」


そう言った私は先生の方へ顔を向けた。

先生の横顔…
悔しいけど綺麗…

そんな風に思ってる私は幼くて先生にとっては普通の生徒。


…いや子供なのかもしれない。


「…俺が見つけたとっておきの場所だからな」


誰にも教えんなよ?”と軽く笑った。


「うん!!!!!わかった。内緒にするっ」



「よし!!じゃあ俺ら二人だけの秘密な☆」

“二人だけの秘密な☆”

“二人だけの秘密”


“二人だけ…”

私はその言葉が頭から離れなかった。

二人だけ…”そう言う先生が愛しくて仕方なかった。



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