あたしの彼氏は先生
次は音楽。




正直気まずい…




「…美和?大丈夫…?」
さぼる?”

と誠は言ってくれた。



あ〜ぁ私、誠にどんだけ迷惑かけてるんだろ…



本当にごめんね…誠



「うん!!!大丈夫っ☆誠がいてくれるじゃん?☆」


私は平然をよそおった。




本当は凄く怖い…


真実を知るのが怖い。


先生のあの瞳が怖い。


別れを聞くのが怖いんだ…



あたしは……。



本当は凄く弱い人間。


みんなの助けがなくちゃ生きていけない。

ガラガラガラッ”
シーンッ――…

「誰もいないし。早すぎたかぁ?」



「あ…」






つい声が漏れてしまった。









だって



先生がいるから。
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