愛してます
気持ちが昂ぶっているのだろうか・・・・・・
いつも通りにバーである“moonlit night”の扉を開いたつもりだったが、扉の上部に設置してある鈴は綺麗な音を鳴らすのではなく、ただ荒々しいだけの音をたてた。
「あっ、いらっしゃいツキ。
珍しく荒れてるみたいだね?」
優しい声色で話しかけてくる、此処のバーテン兼経営者である優(スグル)さん。
私が入っているチームの“リベルダ”が贔屓にしているバーで、優さん自身も私たちを笑顔で迎え入れてくれる。
話しを聞くところ、どうも彼は“リベルダ”の一代目総長だったらしく・・・・・・不良は酒とか勝手に量も分からずに飲むんだから、それなら大人の監視のもとで飲ませた方がいいだろ。という考えからバーを開いたらしい。
「おかえり月姫。どうした?」
心配してるような眼差しをこちらに向けてくる、副総長の玲二(レイジ)。
「・・・・・・珍しいな。
二人しか居ないのか?」
私が知っている“リベルダ”は、いつだって人で賑わっているも決して不快にはさせないといった雰囲気を持つ店で、二人しか居ず閑散とした雰囲気の“moonlit night”が初めてだったのでついつい言葉に出していた。
「あぁ、月姫はこの時間来ないから知らないよな」
玲二が小さく呟き、その言葉を優さんが引き継ぐ。
「“リベルダ”に入っているのはほとんどが学生じゃないですか?
学生は勉強が仕事ですからね。
夜までは来てはいけないと、言ってあるんですよ」
へー?
「なら、玲二が居るのもおかしくないか?
お前も学生だろう・・・・・・」
呆れた眼差しを送るも、玲二に気にしろというのが無理な話で、軽い動作で向けた眼差しを流されてしまった。
「“従者”は言っても聞きませんからね」
優さんも小さく溜め息を吐いて不服を漏らした。
「優サンうるさいよー。俺、サボり魔だしねー。
まっ、俺以外の奴らは学校行ってるっしょ」
一度脅したからね。
と軽く、笑顔で言う玲二。
いつも通りにバーである“moonlit night”の扉を開いたつもりだったが、扉の上部に設置してある鈴は綺麗な音を鳴らすのではなく、ただ荒々しいだけの音をたてた。
「あっ、いらっしゃいツキ。
珍しく荒れてるみたいだね?」
優しい声色で話しかけてくる、此処のバーテン兼経営者である優(スグル)さん。
私が入っているチームの“リベルダ”が贔屓にしているバーで、優さん自身も私たちを笑顔で迎え入れてくれる。
話しを聞くところ、どうも彼は“リベルダ”の一代目総長だったらしく・・・・・・不良は酒とか勝手に量も分からずに飲むんだから、それなら大人の監視のもとで飲ませた方がいいだろ。という考えからバーを開いたらしい。
「おかえり月姫。どうした?」
心配してるような眼差しをこちらに向けてくる、副総長の玲二(レイジ)。
「・・・・・・珍しいな。
二人しか居ないのか?」
私が知っている“リベルダ”は、いつだって人で賑わっているも決して不快にはさせないといった雰囲気を持つ店で、二人しか居ず閑散とした雰囲気の“moonlit night”が初めてだったのでついつい言葉に出していた。
「あぁ、月姫はこの時間来ないから知らないよな」
玲二が小さく呟き、その言葉を優さんが引き継ぐ。
「“リベルダ”に入っているのはほとんどが学生じゃないですか?
学生は勉強が仕事ですからね。
夜までは来てはいけないと、言ってあるんですよ」
へー?
「なら、玲二が居るのもおかしくないか?
お前も学生だろう・・・・・・」
呆れた眼差しを送るも、玲二に気にしろというのが無理な話で、軽い動作で向けた眼差しを流されてしまった。
「“従者”は言っても聞きませんからね」
優さんも小さく溜め息を吐いて不服を漏らした。
「優サンうるさいよー。俺、サボり魔だしねー。
まっ、俺以外の奴らは学校行ってるっしょ」
一度脅したからね。
と軽く、笑顔で言う玲二。