多分きっと
歩き出す力も過去を受け止める方法も、キミと過ごした毎日の中で見つける事ができた。

恐怖と孤独が渦巻く日々から立ち上がれたのだって、ひたむきに走っていく事が出来たからだと思うんだ。ただ真っ直ぐに、行き場をなくしたボクを照らし続けていたのはキミだった。



ボクを照らすキミの眼差しは一等星のようだった。



だからかなぁ。追いかけても追いかけても捕まらなかった。


いつしか大地には濃い霧がかかり、ボクの希望の光も雲に隠れてしまった。








ねえ、いつからボクは走る事を忘れてしまったの?
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