多分きっと
儚げに咲く花みたいな恋の歌もボクには響かなかった。キミを想う以上のものはないと思ったから。どんなに声を枯らしても伝えきることができない想いでいっぱいだったから。


世界が色づき艶めいていた。


キミとの毎日はそんなだった。




一日は果てしなく長かったけど、一瞬で過ぎていった。そんな日々に想いを馳せていたんだ。








目の前が真っ白になったって、ボクは懸命に走り続けたよ。
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