君のとなり
テレビを見ている間に、寝てしまったみたいで大きな物音で目が覚めた。
玄関から物音が聞こえ、ギョッとした。
ど、泥棒……!?
どうしよ~……
泥棒とか無理だよぉ。。
1人でパニックになりながら、リビングから玄関をソッと覗きに行くと……
「おい、悠輔!!しっかりしろよっ!!」
お兄ちゃんが玄関で倒れ込む悠ちゃんを揺さぶっていた。
「……悠ちゃん!?」
びっくりして、思わず大きな声を出してしまった。
「あ、ここ!ちょっと手伝ってくれ!」
お兄ちゃんに言われるがまま、悠ちゃんをリビングへ運んだ。