君のとなり




何て言って良いのかわからなかった。
頭を打ったような衝撃を感じて。
でも心のどこかでチャンスだ、なんて思ってしまったアタシは最悪だ。。




「そっか……」




「倒れる前に何とかしないとやばいな……」




「うん。明日も仕事でしょ?」




「そうだけど……」




「今日はゆっくり寝かせてあげないとね」




「おぅ。俺もそろそろ寝るし、ここも寝ろよ?」



「うん。おやすみー」




お兄ちゃんは何かあったら呼ぶかも、なんて笑いながら言って階段を上がっていった。





今日はあまり何も考えないで、アタシも寝ることにした。





< 34 / 122 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop