君のとなり
何て言って良いのかわからなかった。
頭を打ったような衝撃を感じて。
でも心のどこかでチャンスだ、なんて思ってしまったアタシは最悪だ。。
「そっか……」
「倒れる前に何とかしないとやばいな……」
「うん。明日も仕事でしょ?」
「そうだけど……」
「今日はゆっくり寝かせてあげないとね」
「おぅ。俺もそろそろ寝るし、ここも寝ろよ?」
「うん。おやすみー」
お兄ちゃんは何かあったら呼ぶかも、なんて笑いながら言って階段を上がっていった。
今日はあまり何も考えないで、アタシも寝ることにした。