君のとなり
バイバイ
…――――――――――――
次の日の朝
学校が始まるのが遅くて、起きるともう誰もいなかった。
悠ちゃん、大丈夫だったのかな?
まあ、仕事行ってるんだし大丈夫か。
自分も準備して、学校へ行った。
でも、今日は何だか集中できないな。
やっぱ昨日の悠ちゃんの話が頭から抜けない。
「心、なーにボォとしてんのよ!?」
「え?別に何もないけど……」
「例のあの人のコトでしょ~」
二の腕辺りをツンツンしてくる沙希。
「ま、がんばりなよ。また展開があってから話聞くから」
ニヤリと笑った沙希は意地悪。
だけど、ちゃんと話も聞いてくれるし、電話もメールも良くくれる本当に良い子。