君のとなり
忘れたい
…―――――――――
次の日の朝
眠い目をこすり、リビングへ下りるとお兄ちゃんと悠ちゃんが朝ごはんを食べていた。
「……おはよー」
ボソッと挨拶をすると、2人が振り向いて返してくれた。
「おはよー。」
あ、良かった……
悠ちゃん、いつものさわやかな笑顔で。
もう眩しすぎて、倒れちゃうくらい。
全然、諦められてないじゃん。
そんな意志の弱い自分に苦笑い。
「なーに笑ってんだよ。」
お兄ちゃんにツッコまれて我に返ると、悠ちゃんが笑っていた。