君のとなり
5分もしないうちにインターホンが鳴った。
「早いな……」
お兄ちゃんは苦笑いして玄関へ向かった。
悠ちゃんと目が合って、ドキドキしてしまった。
それを隠すようにアタシは、テーブルの上の夜ごはんに手をつけた。
「悠ちゃーん!!」
可愛らしい声とともに、知香ちゃんが入ってきた。
それと、その後ろにもう1人………
背は低めで、ボブの髪型がよく似合ってる、とてもカワイイ人。
アタシはなんだか、嫌な予感がした。