君のとなり
でも、今日の悠ちゃんは何だかおかしかった。
机の上の悠ちゃんの携帯が音をたてる。
携帯を開いて画面を確認すると、すぐに閉じてしまった。
「ハァ………」
そしてため息を1つ。
ん?と首を傾げると、お兄ちゃんは苦笑いした。
「またか?」
「どうすれば良いんだよ……」
机に突っ伏したあと、こっちを見て苦笑いした。
カッコいい……!
顔にボッと熱を持ったのが自分でもわかった。
「ど、どうしたの?」